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気ままな工場ライフ
外出してる事もあります。栄区金井町161 045-851-0051
DATSUN L18 O/H 今更ながらその3
画像 0027
前回写したけれど
見にくかったので、再度バラしたところで・・・
インテークバルブにはコッテリとカーボンが付着してます。
リップシールの劣化又はバルブガイドのクリアランスが大きくなったためかと思います。

このカーボンをバルブシートの当たり面に
傷をつけないように、こそぎ落とします。

画像 0031
前回はこれをやらずに先に行ってしまいましたが
本当なら、バルブシートのすり合わせの前に
やっておくとヘッドが使えるのかどうかってことになるので
先にやったほうがいい、ヘッドのひずみ計測
L型の歪限界は0.1mm
ヘールとシクネスゲージを使い歪の測定をしましょう。

バラしてる時にこのヘッドは歪んでいないと思っていたので
すっ飛ばしましたがこのような工具を使い測定します。

バルブのすり合わせに行きましょうか。
画像 0028
バルブのスリ合わせに使うタコ棒
これが、簡単にできる工具!
エアーを使ってパンパンしてくれる工具なんですが
これを使うと、ものの1時間もあれば8本くらいは
出来てしまうスグレモノ!

すり合わせが出来たかどうか
光明丹を使って調べる方法なんてのが
一般的ですけど、しっかり出来てると思うなら
こんな方法も・・・

画像 0029
バルブを組んでしまう
ヘッドを水平にして灯油などを入れる
これで、漏れてこなければOK!
画像 0030
暗くて見にくいですが、漏れはないです。

こうなればOK!

さてマシンを使ったので結構時間が余ってしまった・・・
なもんで、
画像 0032

ポートでもサラっと研磨しちゃいましょうか。
みぎ端のエキゾーストだけを削ってみたところ
ガスケットを当ててガスケットよりも
小さい部分だけを簡単に削ってしまいます。

エキゾーストポートはそれほど削らずに
済みそうですが、インテークポートは
かなり大きさが違います。
今時の車はそれほど削らないでもOKなほど精密に設計されてますが
この時代のものは当たり前のように小さいんですね~
これを、ガスケットを当ててけがいてそこまで削ってしまいます。

画像 0033
ポートの形状はそれほど変えないように
大きさだけ変更しました。

中まで削っていくとどうしても
バルブガイドのところを削りたくなってしまうので・・・
そこまで削ってしまうと内燃機屋さんのお世話になるしね~
予算を抑える為にそこまでは変更しません。
フルチューンじゃないし単にO/Hですから。

ここ目で出来たら、よ~く洗いましょう!
削りカスなどが残っていたら折角ここまで仕上げたものが
台無しになってしまいます。
エンジンクリーナ等を使ってスチームなどでしっかり洗います。
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