
前回写したけれど
見にくかったので、再度バラしたところで・・・
インテークバルブにはコッテリとカーボンが付着してます。
リップシールの劣化又はバルブガイドのクリアランスが大きくなったためかと思います。
このカーボンをバルブシートの当たり面に
傷をつけないように、こそぎ落とします。

前回はこれをやらずに先に行ってしまいましたが
本当なら、バルブシートのすり合わせの前に
やっておくとヘッドが使えるのかどうかってことになるので
先にやったほうがいい、ヘッドのひずみ計測
L型の歪限界は0.1mm
ヘールとシクネスゲージを使い歪の測定をしましょう。
バラしてる時にこのヘッドは歪んでいないと思っていたので
すっ飛ばしましたがこのような工具を使い測定します。
バルブのすり合わせに行きましょうか。

バルブのスリ合わせに使うタコ棒
これが、簡単にできる工具!
エアーを使ってパンパンしてくれる工具なんですが
これを使うと、ものの1時間もあれば8本くらいは
出来てしまうスグレモノ!
すり合わせが出来たかどうか
光明丹を使って調べる方法なんてのが
一般的ですけど、しっかり出来てると思うなら
こんな方法も・・・

バルブを組んでしまう
ヘッドを水平にして灯油などを入れる
これで、漏れてこなければOK!

暗くて見にくいですが、漏れはないです。
こうなればOK!
さてマシンを使ったので結構時間が余ってしまった・・・
なもんで、

ポートでもサラっと研磨しちゃいましょうか。
みぎ端のエキゾーストだけを削ってみたところ
ガスケットを当ててガスケットよりも
小さい部分だけを簡単に削ってしまいます。
エキゾーストポートはそれほど削らずに
済みそうですが、インテークポートは
かなり大きさが違います。
今時の車はそれほど削らないでもOKなほど精密に設計されてますが
この時代のものは当たり前のように小さいんですね~
これを、ガスケットを当ててけがいてそこまで削ってしまいます。

ポートの形状はそれほど変えないように
大きさだけ変更しました。
中まで削っていくとどうしても
バルブガイドのところを削りたくなってしまうので・・・
そこまで削ってしまうと内燃機屋さんのお世話になるしね~
予算を抑える為にそこまでは変更しません。
フルチューンじゃないし単にO/Hですから。
ここ目で出来たら、よ~く洗いましょう!
削りカスなどが残っていたら折角ここまで仕上げたものが
台無しになってしまいます。
エンジンクリーナ等を使ってスチームなどでしっかり洗います。