これがまた何もやらずに過ごしてきてまして
車検も近いし
そろそろ、Rrブレーキのシューが無くなる頃だろうって
思い開けてみると・・・

やはりリーディングシューがの頃少ないっす。
んで、ここまでやるならついでに
カップも交換!

ありゃりゃ!
錆びてしまってる・・・
ブレーキフルードも今年に入って
Frのローター・パットを交換まではやらずに過ごしていたからね~
長いことブレーキフルードも交換しないとこうなりますって
お手本のような車になっています。
ブレーキフルードくらいは、車検ごとに交換しておきたいっすね。
DOT4を使おうがこうなってしまっては関係ありません。
高性能ブレーキフルードは吸水性があるので
長く使ってるとブレーキフルード内の水気で錆びてしまうのです。
ブレーキを踏むと摩擦熱が発生してひどい時には
ペーパーロックを起こしてブレーキが効かなくなります。
この熱ってすごいもので、ローターが真っ赤になるくらいの摩擦熱が
発生するんです。
こうなるとブレーキフルードも沸騰してしまうんですが
これがペーパーロックです。
ペーパーロックを起こさないように沸点を高くしているのが
ブレーキフルードなんですがこいつが厄介なことに
吸湿性が高いんです。
吸湿性が高いと水気を多く含んでしまいます。
そうなるとブレーキラインやブレーキフルードに浸かる部分の
金属が腐食してくるんですね~
しかも、吸湿してフルードが劣化すると
性能が低下していきます。
性能が低下していくと沸点が下がります
下がるとペーパーロックを起こしやすくなるという
悪循環になるんですね~
さて、カップに戻しますが
これはキットが出ています。
先日やった車は、カップキットを頼んだら
ピストンまで付いてきて
既に組んでありました。
値段は3倍くらいしましたけどね。
今回はそんな事ないんで
ゴムの部分だけ交換しますが
単に交換してもシリンダー側が
錆びてしまっているのでカップに
傷がついてフルードが漏れてきます。
シリンダーを普通は交換しますが
そこまではしたくないので・・・魔法の工具を使い
シリンダーを磨いてサビを取り去ります。

これが魔法の工具!
回転させてシリンダーを磨く工具です。
シリンダーとカップを磨きゴムを組み付けて
バラした逆の順序で組み付けていきます。
このへんは割愛しますね。
面白くないから・・・
今回はフルードを交換しないと
こんなふうになっちゃうから交換しようねって話です。
車検の時に安くしたいってのはわかるんですが
安くするには作業をしないって事なので
安く済んでよかったと思っても
結局は後で高くつくことも当然あります。
車検の時にフルード交換しておけば
錆びずにカップ交換で済んだものが
シリンダー交換になってしまいます。
当然部品代はうなぎ上りで急上昇
カップが1000円くらいならば3~5倍は掛かるでしょう。
これはRrのカップシリンダーだからこれくらいで済むものですが
Frのブレーキキャリパーだったら・・・
数万円から数十万円って事になりかねません。
FrのキャリパーO/Hキットならば数千円で済むものが
高額な修理代になりますよ~
今や車の点検は自己責任の時代です
自分で診ることができないのでしたら
信頼できる車屋さんでしっかり診てもらいましょう。
決してそういう修理屋さんはボって高いわけじゃないんです
やらないと後で後悔するくらい高い修理になるから
今やっておけばって高くなっているだけなんです。