最後の更新は2月でした。
今回はLLCを交換しないで水ばかり飲ますと
こうなるよ的な修理です。
車両は7MX チェロキージープ
オーバーヒートにてレッカーで入庫~
積載車で到着時に水を入れてみると
5L程入りました。
ラジエターの周りは噴いたときに出た
水で真っ赤っか!
大丈夫なのかな~が第一印象!
しばらくエンジンを掛けていると
水温計が急上昇!
しかも、吹き返してくるような状態・・・
まずいかもって事で
お客様には最悪エンジンのヘッドガスケット交換の
見積もりも出しました。
エンジン停止状態で圧掛けてみると
いろんな場所から水がたらり・・・
ファンとファンシュラウドを取り去ってみた!


右も左もコアから漏れてます。

サーモハウジングからも
ウォーターポンプを引っぺがしてみると
原因が分かりました。

寄ってみましょう・・・新品

寄ってみました・・・付いてたやつ!

カミソリ付いてます!
ブレードが溶けて無くなってカミソリのように・・・
ブレードが無くなって
水を回さないためにシリンダー内が高温になり
沸騰して吹き返して来るような状態になったのです。
新品のパーツを組む前に

上から下から場所を変えて
30分以上水を流しましたが錆を取り切れることは無く
ある程度になった後に仕方ないので
新品組みました。
心配していたヘッドガスケットも抜けて無いようで
安心しました。
この頃のアメ車はシリンダー・シリンダーヘッド共に
鉄が使われているためにあまりひずむことが無いみたいですね。
オイルだけではなくLLCもしっかりと交換しましょう!