タイトルが難しい言葉になりましたが
30年度より車体整備士もお勉強して賢くなりましょうって
事で、国交省後援にて毎年1回講習が開かれるようになり
今年で3回目になりました。
29年度はASV(先進安全自動車)
advanced safety vehicle(アドバンスセーフティーヴィークル)
この頃は車が賢くなりだしてぶつかる手前でブレーキが勝手に掛かったりするアレですが
自分的には車が賢くなった分運転手が退化したのでは無いかとも思ったりしてます。
車を信じすぎて重大事故が多くなってるような気もしますしね。
逸れてしまいましたが、ASVの内容としては
賢いブレーキやそれに伴うセンサーレーダーは
事故を起こしたときには調整しようねとか
調整はこんな風にするんですよって内容でした。
30年度はコレ↓

大きな事故をしたときに部品を交換しますが
部品がボルトオンならば別段誰でも締めることが出来れば良いだけなのですが
溶接されている場合が問題で
車体を軽くするために鋼板を薄くして強度を持たせています。
何故軽くするのかって言うと
環境問題は車体の重さにも影響されています。
車体を軽く作る燃費が良くなる
環境に優しい車になるって図式なんですが
軽くするだけだと強度に問題が出るので
引っ張り強度の高いハイテンションパネル(高張力鋼板)を
使用して強度を上げてます。
この頃では超高張力鋼板なんてもの迄使われて
ヤバいくらいに固い車室になってます。
その、車室を守っている鋼板パネルを交換するには
しっかりとした溶接しないといけませんよって事でこの講習です。
んでもって、31年度は新素材

新素材って言っても分からないですよね。
オイラもよく分かってません。
軟鋼板<高張力鋼板<超高張力鋼板
右に行くほど新素材って感じかな
スチールに対してアルミ合金だったりCFRPだったり
コレも今まで使われてなかった車の部材でしたけど
使われ出してきてます。
新素材の修理に対してこの様にしましょう的な
内容でしたけど車自体の進化が早いので
今回は主に超高張力鋼板の溶接がメインでした。
昨年も溶接については講習したのですが
今年は溶接方法も進化してましたね。
強度も昨年講習で知った方法よりも倍くらいの強度が保てるようです。
ま、こんな感じで鈑金屋さんも賢くなりつつ有るんですよって話でした。
字ばかりで面白くないからこの辺でおしまいにします。